簿記一巡の手続き

開始手続き(1)-開始仕訳

 前期末残高を当期に引き継ぐために開始記入を行います。

   (資産科目) XX (開始残高) XX
   (開始残高) XX (負債科目) XX
   (開始残高) XX (資本科目) XX

開始手続き(2)-再振替仕訳

 前期末の決算整理仕訳の反対仕訳を行い、元々の費用・収益の勘定へ振り替えます。

   (費用) XX (前払費用) XX
   (前受収益) XX (収益) XX
   (未払費用) XX (費用) XX
   (収益) XX (未収収益) XX

開始手続き(3)-事業主貸勘定・事業主借勘定のクリア

 個人企業の場合、事業主貸勘定と事業主借勘定の残高を元入金に振替え、期首残高をゼロにします。

   (元入金) XX (事業主貸) XX 
   (事業主借) XX (元入金) XX 

営業手続き

現金を当座預金に預け入れた
   (当座預金)  XX (現金) XX

普通預金から現金を引き出した
   (現金) XX (普通預金) XX

売掛金を小切手で回収した
   (現金) XX (売掛金) XX

買掛金を現金で支払った
   (買掛金)  XX (現金) XX

現金で短期の貸付を行った
   (短期貸付金) XX (現金) XX

短期の貸付金を現金で回収した
   (現金) XX (短期貸付金) XX

短期の借入金が普通預金に入金した
   (普通預金)  XX (短期借入金) XX

短期の借入金を現金で返済した
   (短期借入金) XX (現金) XX

商品の手付金を現金で支払った
   (前渡金) XX (現金) XX

商品の手付金を現金で受け取った
   (現金)  XX (前受金) XX

現金で交通費の仮払いをした 
   (仮払金) XX (現金) XX

仮払いを受けた旅費を清算した
   (旅費交通費) XX (仮払金) XX

商品を現金で売った
   (現金)  XX (売上) XX

現金で前期分の経費を支払った
   (未払費用) XX (現金) XX

現金で車を購入した
   (車両運搬具)  XX (現金) XX

現金で備品を購入した 
   (器具備品) XX (現金) XX

現金で消耗品を購入した
   (消耗品費) XX (現金) XX

現金で営業用車両のガソリンを入れた
   (車両経費)  XX (現金) XX

取引先の担当者に、現金で結婚祝金を贈った
   (接待交際費) XX (現金) XX

寄付金を現金で支出した
   (寄付金) XX (現金) XX

食事をしながら打ち合わせをした
   (会議費)  XX (現金) XX

現金で収入印紙を購入した 
   (租税公課) XX (現金) XX

リース料を現金で支払った
   (リース料) XX (現金) XX

現金で生命保険の保険料を支払った
   (保険料)  XX (現金) XX

現金で損害保険の保険料を支払った
   (保険料) XX (現金) XX

現金を数えたら、帳簿残高より少なかった
   (仮払金) XX (現金) XX

現金を数えたら、帳簿残高より多かった
   (現金) XX (仮受金) XX

所有賃貸物件について、敷金を現金で受け取った
   (現金) XX (預り敷金) XX

所有賃貸物件の家賃が普通預金口座に振り込まれた
   (普通預金) XX (家賃収入) XX

売上代金を普通預金口座に預け入れた
   (普通預金)  XX (売上) XX

普通預金口座から定期預金口座へ移した
   (定期預金) XX (普通預金) XX

定期預金を解約し、普通預金口座に入金した
   (普通預金) XX (定期預金) XX
   (普通預金) XX (受取利息) XX

短期所有目的で株式を購入し小切手で支払った
   (有価証券)  XX (預金) XX

普通預金口座に売掛金の入金があった
   (普通預金) XX (売掛金) XX

普通預金口座から買掛金の送金をした 
   (買掛金) XX (普通預金) XX

普通預金口座から従業員の給与を支払った
   (給与手当)  XX (諸口) XX
   (諸口)  XX (普通預金) XX
   (諸口)  XX (預り金) XX

普通預金口座から従業員預かりの源泉所得税を支払った 
   (預り金) XX (普通預金) XX

普通預金口座から従業員の通勤費を支給した 
   (通勤交通費) XX (普通預金) XX

水道料金が普通預金口座から引き落とされた
   (水道光熱費)  XX (普通預金) XX

倉庫の家賃を普通預金口座から支払った
   (地代家賃) XX (普通預金) XX

前期に未払金として処理した備品代を普通預金から支払った
   (未払金) XX (普通預金) XX

当座預金口座から長期の貸付を行った
   (長期貸付金)  XX (普通預金) XX

取引銀行から長期の借入を行い、普通預金口座に入金された
   (普通預金) XX (長期借入金) XX

普通預金口座に、預金利子の入金があった
   (普通預金) XX (受取利息) XX

普通預金口座から長期借入金の当月返済分が引き落とされた
   (長期借入金)  XX (普通預金) XX

普通預金口座から借入金利子を支払った
   (支払利息割引料) XX (普通預金) XX

商品を売上げ、代金を掛けとした
   (売掛金)  XX (売上) XX

普通預金口座に売掛金が振り込まれた
   (普通預金) XX (売掛金) XX

商品を仕入れ、代金は掛けとした
   (仕入) XX (買掛金) XX

A社に対する売掛金をA社振出の約束手形で回収した
   (受取手形)  XX (売掛金) XX

B社に対する買掛金につき約束手形を振出した
   (買掛金) XX (支払手形) XX

C社が倒産し、C社に対する売掛金を切り捨てることにした 
   (貸倒損失) XX (売掛金) XX

土地を購入し、代金は小切手を振出した
   (土地)  XX (当座預金) XX

建物の建築手付金を小切手で支払った
   (建設仮勘定) XX (当座預金) XX

建物が完成し、これまでの支出額合計を建物勘定に振替えた
   (建物) XX (建設仮勘定) XX

敷金として小切手を振り出した。(一部は返還されない契約)
   (敷金)  XX (当座預金) XX
   (長期前払費用)  XX (当座預金) XX

ソフトの開発を外部に委託し、対価を現金で支払った
   (ソフトウェア開発費) XX (現金) XX

新製品開発のための研究を外部に委託した 
   (試験研究費) XX (当座預金) XX

配当金の支払を受けた
   (普通預金)  XX (受取配当金) XX

機械を廃棄した
   (固定資産売却損) XX (機械装置) XX

決算手続き(1)-決算整理仕訳

売上原価の算定
   (期首商品棚卸高)  XX (商品) XX
   (商品)  XX (期末商品棚卸高) XX

機械装置の減価償却費を計上した
   (減価償却費) XX (機械装置) XX
または、
   (減価償却費) XX (減価償却累計額) XX

繰延資産(創立費)の償却費を計上した 
   (創立費償却) XX (創立費) XX

前期決算で計上した貸倒引当金を戻し入れた
   (貸倒引当金) XX (貸倒引当金戻入) XX

当期末決算において、貸倒引当金を計上した
   (貸倒引当金繰入) XX (貸倒引当金) XX

倉庫の翌期分の家賃を前払費用として処理した
   (前払費用)  XX (地代家賃) XX

当期の費用だがまだ引落しのされていない電話料金を未払費用として計上した
   (通信費) XX (未払費用) XX

3か月分の家賃を受け取ったが、うち2か月分は翌期分あったので、これを前受収益として計上した 
   (家賃収入) XX (前受収益) XX

当期分の確定消費税額を未払消費税等として計上した
   (租税公課)  XX (未払消費税等) XX

決算手続き(2)-決算振替仕訳と帳簿の締切

収益・費用の損益勘定への振替
   (収益科目) XX (損益) XX
   (損益) XX (費用科目) XX

当期純利益の資本勘定への振替
   (損益) XX (元入金) XX

資産・負債・資本の決算残高勘定への振替
   (決算残高) XX (資産科目) XX
   (負債科目) XX (決算残高) XX
   (資本科目) XX (決算残高) XX

 すべての勘定科目は貸借平均し、残高はゼロなります。
損益勘定をもとに損益計算書を作成し、
決算残高勘定をもとに貸借対照表を作成します。

 企業設立時の仕訳

個人事業開始時の仕訳

事業用の資金を預金口座に入金した
   (預金)  XX (元入金) XX

株式会社設立時の仕訳

設立時に資本金を銀行に払い込んだ
   (預金)  XX (資本金) XX

創立準備費用など
   (創立費) XX (現預金) XX
   または、
   (開業費) XX (現預金) XX